令和7年2月デッサン会

1.	日時:2025年2月3日(月)13:30-16:45
2. 場所:横浜市文化技能会館2階工房
3. 講師:舟木誠一郎先生
4. 内容:着衣女性(薄緑のプリーツドレスに黄色いカーディガン、
      右脚を椅子の上に置くポーズ 
5. 参加人数:17名
6. 講評概要:個別にご指導頂き、全員向けのコメントも頂きました。
・背景の色は人物の肌色を生かす色が良い。背景をあまり濃くすると人物を壊すことに
 なる。茶色は汚れのように見えてしまう。人物をどう見せるか考えて色を選ぶ。
 ・椅子の床面に影を入れると落ち着く。
 ・椅子を簡単に処理しない。椅子の脚は小錦(konisiki)が座っても大丈夫なくらいの重みに耐える太さだと考える。椅子の脚も濃淡、強弱を付ける。浮世絵を見るとよい。
・腕は円柱だと考える。二つの円柱が肘でつながっている。丸みを出す。
 ・足は親指が一番長いのがエジプト型、親指より第二指が長いのがギリシャ型といわれる。自分の脚がどんなか確認するとよい。
 ・今日のモデルは、顔は正面向いているが目は右方向を向いている。視線の向きで人物の空間配置、構図を考える。右を向いているので右側の余白を多目にとって良い。
 ・正面向きの鼻は案外描きやすい。
 ・服でも髪でも反対色を入れると深みが出る。単色の濃淡だけで陰影をつけるより深みが出る。肌色の影は補色をちょっと入れる。茶色で影を描くのはやめる。
 ・今日はプリーツのドレスだがプリーツの線は一部入れるくらいで。布の重なり合い、ドレープを表現する。
 ・靴の丸みを出す。また靴は並行に置かない。面白くない。同じモノが二つあっても主役、わき役を決める。リンゴが三つあったら主役を決める。色形を少しずつ変える。全部同じだとみる人は飽きてしまう。宝塚でも主役はスポットライトを浴びて影が濃くなる。主役の影を濃くするとハッキリする。
 主役・脇役を決めるというお話が印象に残りました。
                           デッサン会幹事 髙田知惠子

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