5月の絵

 

5月の絵 「鳥達は故郷の森を想う」F12 油彩 佐藤薫郷

作者からのコメント : 長年通っているカルチャーの油絵教室で鳥のはく製の絵を描いた。先生が自宅の近くの山林から大小さまざまな枯葉を持ってこられ、それを敷きつめ、鳥籠やクヌギの丸太を添えて雰囲気を作ってくださった。剥製を描くのは初めてだった。形をとったり羽根や羽毛の模様や質感を出すのにえらく苦労した。
 なんとかモチーフを書き終えたら、こんどは背景をどうしたらよいか? このモチーフならではの問題にぶち当たった。右端の鷺(さぎ)の表情をよく見ているうちに、何かを訴えているように感じたのである。「俺を故郷の森に帰してくれないか!」と訴えているようだった。死んだ後まで俺を連れまわすのかと言われたら、鳥達の故郷を(背景として)描かざるを得なかったのである。

 

 

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